1月度例会報告

ベンチャーコミュニティー2020年「1月度例会」講演概要

◆開催日:2020年1月20日(月)18:30~20:00(開場:18:00)
◆場 所:On the UMEDA
◆講 師:山田一誠氏 一般社団法人沖縄市観光物産振興協会 事務局長
◆テーマ:
「ビーチのない沖縄市のインバウンド戦略とメディアを活用した事業再生について」
◆プロフィール:1964年5月9日大阪市生まれ。1989年3月大阪府立大学卒業。
1989年4月株式会社リクルート入社。関西HR事業部、カーセンサー事業部、旅行事業部。
沖縄県キャリアセンター長就任。一般社団法人沖縄市観光物産振興協会事務局長就任。

-講演内容-
リクルート時代、旅行事業部で沖縄担当。その後、沖縄県キャリアセンター長就任。
そして、沖縄市観光物産振興協会の会計問題が発覚。事務局長辞職・三役辞任。
公募で事務局長に就任。
【求められた事】
①会計の透明化、②DMO(観光庁認定団体)の獲得、③自主財源の獲得。
沖縄市/ビーチが無い、有名な観光地が無い、交通は公共バス、嘉手納基地の門前町、最盛期はベトナム戦争時、那覇より最先端だった、シャッター街、商店主は実は富裕層、沖縄県第2の都市、FC琉球・琉球ゴールデンキングス、カープ、エイサーなどの伝統芸能…。
拠点を統廃合、全ての機能をミュージックタウン集結(全ての責任取る)、入金・出金の厳格管理、出金はエビデンスを残す。街の人たちを味方に、ジャパン・フィルム・コミッション総会をコザで実施、宴会場(シャッター街)を商店街に設置、簡単なテーブル&イスで劇場にしてミニ映画祭開催。マスコミを味方に、エイサー祭りでイベント民泊を実施。コワーキング・起業ブームに便乗、「リゾートワーク」を実施。
コザ一番街&台北迪化街、商店街交流に便乗、台湾・月下老人歓迎祭を実施、台湾からの修学旅行を誘致。琉球大学との連携、クラウドファンディング×SNS×女子大生×コザ、写真投稿・若者呼び込み・寄付募る。カメラ女子「沖縄カメラガールズ」がコザを情報発信。国内雑誌にも、アプローチ。ミュージックビデオ・映画の撮影地誘致、フィルム関連イベントに積極参加。スポーツ球団グッズ、オリジナルグッズ(水・他)、物販で観光地経営を強化。修学旅行・平和学習の差別化、KOZA講話。原資の確保で沖縄県や国から直接受注、沖縄県プロスポーツを活用した観光PR事業、課題解決型観光商品等支援事業に注力。DA PUMP ISSAさんが夜の市長・ちゃんぷるー大使就任。既存のイベント見直し、経費削減・マンネリ化防止。沖縄と直行便で結ばれている海外エリアでのメディアへのPR強化。メディアの活用、メディアが好む切り口、記者との関係構築、記事を配信、情報を投げ続ける。2020年1月日本版DOM登録完了。
「無いもの強請りはしない、あるものを有効に活用することで、道を切り開いていく」

(文責 山口俊介)